あけましておめでとうございます!
気がついたら前回の更新が、昨年10月末だった割には、結構な数のみなさんに訪問いただきありがたく思っております。本年もどうぞよろしくお願いいたします。
・・・といいつつ。いきなり「憂鬱」とかいうタイトルで書いてます。
・最近、30歳前後の女性会計士数名とお話する機会がありました。
まずは2011年採用者のリストをみたら、結構な割合が、2012年3月大学卒業者で占められていたことにみんな驚いていました。若い。入所後、5年経っても、27歳。
そもそも、金融庁のhp、合格者のプロフィール「3.学歴別合格者調」によると、「大学在学(短大含む)」が、平成23年度は31%、つまり、約3割もおられるのです。
http://www.fsa.go.jp/cpaaob/kouninkaikeishi-shiken/ronbungoukaku_23.htmlちなみに、合格者数の違いはありますが、旧試験の平成17年で、同じ資料の「大学在学」は17%です。18年から22年まで、比率として増加傾向です。
http://www.fsa.go.jp/cpaaob/kouninkaikeishi-shiken/2jironbun-1a.html大学院在学も入れると、この試験は、大学在学中か、経理関係の実務経験がある方のための試験になったんだな、と思いました。
彼女たちの中には、大学卒業してから実務経験なく勉強し、法人に入って、5年間実務経験つんでみたら、30歳超えている、という場合もあり、
「これからどんどん若い人が入ってくるから、このままだと、居場所がなくなるかも、と不安なんです・・・・」
と、入所5年目くらいなのに既に悲壮感いっぱいになっている。まだまだこれからなのに。
しかし。
若手の男性で、大規模クライアントが特に苦労もせずに回って来た人は法人内で順調に出世していきますが、女性で、大規模クライアントは大変だから、と、中堅小規模クライアントを担当してしまうと、その段階で出世の可能性が一気に低下してしまうのです。
特殊技能も身につかず、代えのきかない存在になれず、年数を経てしまうことに対しての悲壮感なんでしょう。
法人外に出て違うフィールドで勝負する方法もあると思うのですが。
かと思えば、
・ある法人で、ある職階に何年以上留まって上の職階に上がらなかった場合、今後は一切昇格しない、というルールを定めるとのうわさ。出産子育てにより、時短等でフレキシブルに働いていて、しばらくは昇格できるようなパフォーマンスが出せない女性も、例外扱いはしないらしい。
昇格するには、子供も産めないの!と、悲壮感いっぱいになっている。
確かに、フレキシブルで「まったり」「マイペースに」働いている(ように見える)方も実際おられるらしく、昨今の業績悪化でそういう方々が長年法人内に「居座られる」ことが問題視されているとのこと。
ただ、そういう働き方ができますよ、といって、大量に人手を確保した時代があったのも事実。いきなり手のひらを返すような対応をとる、男性の経営陣の方は、おそらく専業主婦の母親に育てられ、奥さまがおそらく専業主婦なので、「関係ない」のかもしれませんが、
「あの、ダイバーシティー、って、知ってます?」くらいのことは言ってやりたい。
・2人の子持ちの女の子で、長年苦労してやっと昇格し、その年に3人目を妊娠した後輩を知っていますが、男性陣が影で、
「昇格した年に妊娠するなんて、自覚がなさ過ぎる。勤務態度として問題だ」
と言っているのを聞いて、
「はあ?
あなた方は誰から生まれたんですか? お母さんに、そんなこと言うんですか?」
と、言ってやりたくなりました。まあ、彼女としては、一旦昇格したら子供産んでパフォーマンスが下がってもすぐに降格にはならないだろう、と思って計画的に妊娠したのか、偶然なのかわかりませんが、おめでたいことなのに、そんなん言われるんだ・・・・と、びっくり。
・先日、結婚10年くらいの先輩が愚痴っていたのは、
「男性は結婚したら、家に帰ると電気がついてご飯が待っているから、幸せになる。しかし、女は結婚したら、外で仕事して、家帰ってきてもまた仕事しなければならない。仕事増えるだけ」
・・・・
今まで、日本国内の監査法人は女性にとって比較的恵まれた職場だと思っていました。
終身雇用ではありませんが、それなりの期間、所属することができ、いわゆる「ワークライフバランス」も実現する、いい時代でした。
でも、業界全体が不況になったら、
男性以上に働いてあたりまえ、認めてもらえないときは、外国語、特殊技能を取得し、人に負けない特技を作って対抗する。それでやっと同等に評価される。
という、年配の方から見たら「フツウ」の時代になったのかなあと思っています。それでも、男女雇用機会均等法の前は、採用さえしてくれなかったんだから、そのときよりはマシなんでしょうが。