2009年11月02日

10月27日日経 中国政府育成の大型会計事務所

テーブルの上に日経新聞の夕刊がおいてあり、ふと見ると10月27日版。なんだ数日前か・・・と思ったら、1面が

「中国政府 大型会計事務所を育成」

ときました。


「中国財政省は5年後をメドに国際業務などを手がける中国資本の大型会計事務所を10前後育成する方針」とのこと。

そして、一部の有力国有企業の監査では国内事務所への委託を優先させることも表明しているのだとか。


私が職場でスルーしていただけなのかもしれませんが、これがほんとなら、えらいことで、グローバルでかなりのニュースになっているはずです。

それともこんなのは織り込み済みなのか、中国国内事務所では対応はとてもムリとでも思っているのでしょうか。


例えば2006年であれば、中国ではいわゆる四大法人が圧倒的に強い実績があるようです。

会計士パンダの税務会計教室
http://www.a2msn.jp/portal/blog/5/entry/200702/02.html


しかし、中国国内で、国家の威信をかけて「彼ら」が本気になったら、数年後はきっとものすごいことになっていると思います。


やはり成長性が高いといわれる国ですので、そこでの利益を確保すべく政府がとうとう重い腰を上げたということなんでしょう。そこにある考え方は「国益」です。


・・・あんまり日本でそういう発想をしたという話は聞かないように思うのですが。


記事の最後には、

「中国政府が国内の会計事務所を優先するようになれば、日本の監査法人にも影響が及びそうだ」

「東京など海外市場への上場を目指す中国の新興企業の支援や、上場審査に向けた監査を獲得する競争が激しくなる可能性もある」

「有力事務所を育て、欧米の影響力の強い会計分野での発言力を高める狙いもあるとみられる」とか。


まあそれはそうでしょう。
彼らはもうすぐ世界2位の経済大国になるのですから。


がんばりましょうよ。日本も。
(しかし、どうやって?)



posted by 綾小路 at 23:35| Comment(0) | TrackBack(0) | 会計士のお仕事 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年11月01日

「沈まぬ太陽」映画見てきました。

最近読む本と言ったらビジネス本ばかりで、文化的なものに飢えていたところ、書店で見つけたのが山崎豊子さんの「沈まぬ太陽」。

しかし、全部読むと5冊ある。無理。時間と根気がない。


沈まぬ太陽〈1〉アフリカ篇(上) (新潮文庫)


沈まぬ太陽〈2〉アフリカ篇(下) (新潮文庫)


沈まぬ太陽〈3〉御巣鷹山篇 (新潮文庫)


沈まぬ太陽〈4〉会長室篇(上) (新潮文庫)


沈まぬ太陽〈5〉会長室篇(下) (新潮文庫)



というわけで。映画を見に行ってきました。

渡辺謙さん主役の壮大なドラマでした。3時間以上でインターミッションがあり。長かったけれどあっという間でした。

http://shizumanu-taiyo.jp/


墜落のシーンはいろんな物語や番組で何回見てもやはり悲劇で、泣いてばかりでした。

僻地にとばされる主人公と、中枢であくどいことをしながら上り詰めていく三浦友和氏(行天・・・すごい名前だ・・・)のコントラストが対照的です。

僻地にとばされ、本社に帰ってきて会長から抜擢されたと思うもつかの間、またナイロビにとばされているのに、事故でなくなられた方のご遺族の憤りを思えばたいしたことではない、と達観する主人公。

・・・なかなかできることではない・・・
感動しました。

社会派?映画として今年はハゲタカも見ましたが、断然こっちがいいですね。


もちろんこの話は「フィクション」なのですが、今話題となっている某航空会社がモデルになっていることは明らかであり、本気で乗るの止めようかな(同じ乗るならANAにしようかな)と思ってしまった。

機体整備を時間がないから次に回しているとは何事?とか。


一方で一生懸命経営再建しようとしているときに、こういう印象を与えるのはよくないですね。

偶然、今日の日経に全日空の記事が日航と比較する形ででていたのも興味深かったです。

JRといい、JALといい、国がからんでいた企業というのはなかなか難しいんだなと。(郵政もそうですね)

posted by 綾小路 at 00:18| Comment(0) | TrackBack(0) | 書籍 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年10月31日

話し方講座2

話し方講座の2回目に行ってきました。
今回は発声練習だけではなく、アクセントについての学習がありました。


アナウンサーであれば誰でも「アクセント辞典」というものを買って調べるのだそうです。

見せていただいたところ、延々と、単語のアクセント(強弱、抑揚)が書かれています。見て3秒で眠くなりそうだ・・・


NHK日本語発音アクセント辞典


新明解日本語アクセント辞典



まずは
アクセントの種類(最初が強い頭高や真ん中が強い中高、後ろが強い尾高、平坦な平板)や
子音が続くと発音しない音があると言ったルールを教えてもらい、記号をつけながら

「箸を持って橋の端を渡る」といった例文を延々と発声します。

強弱記号は中国語の教科書にでてくる記号に似ています。



アクセントは標準語が基準なので、地方、それも関西在住の人たちは結構苦戦していました。微妙にちがっているんですね、アクセント。

でも、気をつけて読んでみると、あら不思議!なんか標準語っぽく朗読しているように聞こえる。なるほど。


ただ、当然、アクセントには例外ルールもたくさんあります。
また、アナウンサーならそこまで技術を磨く必要があるのでしょうが、特に私の場合、話す内容が

「売上の計上基準は従来出荷基準であったものが今後認められなくなる方向です」

といったものなので、アクセントにそこまで凝る必要があるだろうか??と思ってしまいました。


・・・まあ、そんなことを言ってしまうと、そもそも習っている意味がなくなるような気がしてきました。


美しく聞き取りやすい発声。何を話すにしても、今、目指すのはこれですから。
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2009年10月28日

本当のことを言われてしまいました。稼げる人、稼げない人。

PHPビジネス新書、高城孝司さんの、

稼げる人、稼げない人

稼げる人、稼げない人 (PHPビジネス新書)

稼げる人、稼げない人 (PHPビジネス新書)

  • 作者: 高城 幸司
  • 出版社/メーカー: PHP研究所
  • 発売日: 2009/10/17
  • メディア: 新書






を読みました。

痛い。痛すぎる。私。
久しぶりに耳が痛い?本を見ました。


会社内では稼げる人上位から、2割6割2割と並べ、上から二割以外は便利やとしてたらい回しにされる憂き目にあうとか。

いいキャリアをつめるのもいい給料をもらい続けられるのも、せいぜい二割。

相対評価である以上、必ず下位八割は存在します。

しかしそういう序列ではなく、純粋に、あなた稼げてます?と自分で自分に問い掛けてみた結果、痛かった。

ちなみに名誉の為にいっときますが、人事評価が人並み以下とかいうことはありません。念のため。



ここで、上位二割しか勝てない社会はいい社会か?と言っても仕方がないので、
サバイバル戦法として、


職場で何かの募集があるなど自分で手を挙げれるものはあげてやる気を見せておく

ルーチン仕事は極力効率化し、早く帰る

会社に所属している間に週末起業を立ち上げる


の、三段活用なんてどうでしょう。


稼げる考え方、といってもそれがすぐにできたら今困ってませんから。


もちろん、いろんな本を読んで勉強はするのですが
posted by 綾小路 at 18:38| Comment(0) | TrackBack(0) | 書籍 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年10月26日

社会貢献ってやはり難しいんでしょうか・・・

日曜の日経の読書欄に、「傲慢な援助」という本の紹介が載っていました。


傲慢な援助

傲慢な援助

  • 作者: ウィリアム・イースタリー
  • 出版社/メーカー: 東洋経済新報社
  • 発売日: 2009/09/04
  • メディア: 単行本





我々の税金から多額のODAを支出しても、

本当に必要な人には届かない

援助はそもそも経済発展につながらない


などなど、残念なお知らせが満載です。

私が赤い羽根とかコンビニでちょっとくらい募金しても、かなりの確率で現地には届いていないのでは、と、やはり疑ってしまいます。

・・が、その中のちょっとでも現地に届けばと思い、ささやかながら続けていたのではありますが。


では、ノーベル平和賞をかつてとったグラミン銀行はどうでしょう。

グラミン銀行とは
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B0%E3%83%A9%E3%83%9F%E3%83%B3%E9%8A%80%E8%A1%8C

有名なので言うまでもありませんが、簡単にいえば、バングラディシュにある銀行で、貧しい女性向けのマイクロファイナンスを行っています。

この効果については、例えば

2000年に一橋の学生の方が訪問された記録が見つかったので転載させていただきます。

http://econgeog.misc.hit-u.ac.jp/excursion/00bengal/grameen/grameen.html

ニュースウィークの記事で、あんまり役に立っていないんじゃ、という記事もあります。

http://newsweekjapan.jp/stories/business/2009/07/post-270.php

http://newsweekjapan.jp/stories/world/2009/08/post-456.php


何もしないよりは何か活動したほうがよいのでしょうが、なかなかこちらの「傲慢な」善意は本当に必要な方へは通じないようです。


・・・このように、日本でぬくぬくしながら、あー残念だ、などとぼやいているのが私。

でも、「マザーハウス」というかばんやさんを立ち上げられた山口さんという方は、ご自分でバングラディシュに行ってビジネスを立ち上がられたのだとか。素晴らしい。

http://www.mother-house.jp/story/


これくらい根性がないと、「社会貢献」というのはできないんでしょうか。

中途半端にやるくらいならやめておいたほうがいい、というのであれば
残念ですがそこまでの余裕はない私でございました。

それでも、募金は細々と続けるつもりではありますが。
posted by 綾小路 at 00:05| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年10月25日

IFRSについて思うこと1 売上計上基準

2009年10月19日付「経営財務」に(IFRSを適用した場合の)「収益認識における出荷基準廃止の影響」という記事がありました。

売上計上基準については、出荷基準廃止の他、総額か純額かという議論もあります。

どちらも結構会計業界では大騒ぎしている議論です。



・・・でも、「売上」ですよ、「売上」。



今大騒ぎしている、ということは、今まで、

企業の収益性、成長率といったことをはかる一番大切といっていい指標である「売上高」、が、世界標準の基準でなかった、


ということです。誰も面と向かって言いませんが、大丈夫?日本の会計。というお叱りをうけていないのがありがたいです。

ちなみに、日本では収益について「実現主義」を採用しており、この「実現主義」は国際会計基準とてらして問題はない、という話になっているというのもよくわからないところ。(では、なぜ今騒いでいるのか?)



出荷基準廃止については、基準を変更するために大規模なシステム投資が必要ですといったシステム会社からのセールスもあるようです。

が、この不況下で、他にシステム入れ替えの理由があれば別ですが、それこそ会計基準の変更という理由だけのためにシステムを買う会社はあまりないでしょう。(余裕があって買っていただくのであれば否定しませんが)


となると、実務的には、「みなし検収基準」などとあるように、納品予定日基準で売上を計上したり、配送にかかる日数が2日であれば、決算日の2日前までで売上を締めるといった対応も考えられるでしょう。

相手先と交渉が可能であれば、契約条件を納品=検収とか、出荷=検収(支配の移転)にするように申し入れるなど、契約内容の見直しも一つの解決策だと思います。
ただ、全部の販売先にそれをやるのかというとなかなか大変かも知れません。

そうなると先方から検収情報を入手しなければなりませんが、よくある支払通知書だと、届くのが早くて決算月の翌月20日など、時間がかかることも多いと思います。
お互い早期化の必要があるのでこの通知を早めることが可能であればいいのですが、結局、契約内容の変更か、通知の早期化か、ということで、どちらにしても得意先毎に話をしていく必要があるということで、なかなか時間もかかるでしょうし、大変そうです。


現在、一斉にそういった条件の見直しが始まっているといった事実は確認していませんが、みなさんどれくらいのタイミングで動かれるご予定なんでしょうか・・・
2015年まではまだ時間がありますし、強制適用となる基準もまだ出ていない状態なので、経営課題の優先度としてはもう少し下なんでしょうね。多分。


・・・また、この基準の適用が収益を生むわけではない、というのも残念なところです。

posted by 綾小路 at 02:06| Comment(0) | TrackBack(0) | 会計の勉強 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

人件費削減策

先日書店で

「文系・大卒・30歳以上」がクビになる―大失業時代を生き抜く発想法 (新潮新書)

という本を見つけました。おそらくキャッチーな文言を入れて、手にとってもらおうという意図の本だと思います。(私が手にとって立ち読みしたように・・・立ち読みですみません)


「文系・大卒・30歳以上」がクビになる―大失業時代を生き抜く発想法 (新潮新書)

「文系・大卒・30歳以上」がクビになる―大失業時代を生き抜く発想法 (新潮新書)

  • 作者: 深田 和範
  • 出版社/メーカー: 新潮社
  • 発売日: 2009/10
  • メディア: 新書




AMAZONのコメントにもあるように、買わなくてもぱらぱら読めばだいたいは理解できます。

要するに、事務系の職種についている方は、「そういう事態」も想定しておいた方がよい、ということが言いたいようで、その覚悟が「発想法」ということのようです。(クビになったらどう生きるべきか、ということはあまり書いていないようなので)

終身雇用制はもたないであろう、という世の中の流れについてはみなさん認識していることと思われますが、自分は大丈夫、と思ってしまいがちです。

そこに、「クビになる」ときました。
別に20代、理系がターゲットでない、ということを言っているわけではない、ということはみなさんご認識されておられることでしょう。


要するに市場が縮小したため、コストを下げる必要があるが、他のコストは削減しつくしており、今までの人件費をかかえていられなくなった、ということであり。
何かミスをしたとか働きぶりが悪いとかいったこととは関係なく削減が行われる場合がある、ということであり。


また、人件費削減には、人数を減らす方法と単価を減らす方法があり。

人数を減らす方法には、新規採用をとめて純減を待つ方法や、希望退職を募り目標人数まで減らす方法などがあり。

単価を減らす方法は、階層別で一律減らす・上位層(役員・管理職クラス)を減らす・下位層を減らす(これは一人当たりの削減幅が少ないこと、いい人材が入ってこなくなることからあまり効果がないと思われる)といった方法などがありますが。

どれもそのあとの影響を考えると慎重に進めざるをえない方法ではあります。


著者の主張としては、文系大卒30代以上は一般的に利益獲得という意味での付加価値が低いことが多いので、人数を減らすという方法にマッチしており、残った人への影響も少なく、ターゲットになりやすい、ということを認識しましょう、ということなんでしょう。


確かに、組織内でまったく意味がないことに毎日時間を費やしているのであれば、おっしゃることはあてはまるかもしれません。作業の見直しは必要でしょう。

「ワークライフバランス」の記事でも書きましたが、「その人」の作業が仮に不要であったとして、他に配置転換するべき場所はあまりないのではないでしょうか。市場自体が縮小しているのですから。

しかし、だから「その人」が組織に不要だ、というのはあまりにも乱暴な議論だと思うのです。「その人」の仕事がなくなったのは、組織の都合かもしれませんし、「その人」が悪いわけではない場合がたくさんあります。


・・・となると、みんなで仕事をシェアし、仕事が減ったのだから一人当たり単価が減るほうが、「その人」は気の毒ではないです。「その人」にも生活があります。

ただそうなると、他で稼げる有能な人はいなくなり、そうでない人ばかりが残るかも・・・・・
単価下げ、は、一時期我慢してみんなで乗り切ろうという時には有効かもしれませんが、恒常的な不況の時代には有効でないかもしれません・・・・


難しいです。
結局、組織への貢献度(将来得られると見込まれる期待値も含む)が低い順に、損益分岐点に達するまで、人数を減らす、ということが、組織としては合理的な判断になるのでしょうか・・・・
でもそれってどうやって測るのでしょう?また、測るときまでに、教育機会が均等に与えられる仕組はあるのでしょうか。

そうなってくると、みんなが「私にこんな成長しない(成果の出ない)仕事をさせないで下さい」とか言い出すかも・・・
いい仕事にありつけるかどうか、貢献度が高いと思われるかどうかも、日頃の仕事ぶり・コミュニケーション・運などによるということか・・・・



文系20代は、数年後には必ず文系30代になるのです。
そんなにたくさん30代以上がいらない低成長の世の中は、いずれにしても、希望がもてる世の中ではないですね。
と、嘆いていても仕方がないので、「万が一」の時のためにサバイバル方法を考えておく。そういうのが「発想法」だと思うのですが。

例えば、「週末起業」とか?



週末起業サバイバル (ちくま新書 811)

週末起業サバイバル (ちくま新書 811)

  • 作者: 藤井 孝一
  • 出版社/メーカー: 筑摩書房
  • 発売日: 2009/10
  • メディア: 新書



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2009年10月24日

Windows7パソコンを買うかどうか

今使っている自宅のデスクトップパソコンは2003年の購入なのですが、最近動きが怪しくなってきました。

やたら重たいのです。

場所もデスクトップより動かせる方がいいし、せっかくwindows7がでたことだから、この際パソコンを買い替えようかと、記事を探してみました。


まずはやさしいところから。日経ウーマンオンライン

新OS「Windows 7」は買うべき?それとも待ったほうがよい?
http://wol.nikkeibp.co.jp/article/column/20091021/104512/

もう少し探して、「ライフハッカー」さんのページ。こちらはかなり本格的。
http://www.lifehacker.jp/2009/10/_windows_740.html


どちらも、当然、OSを乗せかえるかどうかという観点で書かれているので、結論的には「急がなくてよい」ということだと理解しました。

新しく買う場合は、アップグレードサービスつきビスタを安く買う、という裏技もありそうですが、今までの経緯から考えると、新しいOSはでたばかりのときはいろいろバグもでたりするので、どっちにしてももう少し落ち着いてから買ったほうがいいという結論になりました。


それまで、うちのパソコンが無事もちこたえてくれますように。

posted by 綾小路 at 23:24| Comment(0) | TrackBack(0) | できる女アイテム | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年10月19日

マーケティングから考えるキャリア構築

最近、あの須藤実和さんと連絡をとらせていただくことがありまして、著書の「実況live マーケティング実践講座」を再度読み直しております。

サントリーのDAKARAの事例は本当に興味深いです。


実況LIVE マーケティング実践講座



こちらを読みながら、自分のキャリアプランについてもマーケティングの考え方で整理できるのではないか、と考えました。

その前提として、差別化戦略をとるのだという決意が必要となります。



私は職場でも同じようなことを同期の友人と話すことがあるのですが、議論になるのが、今後のキャリアについて、埋没戦略をとるのか、差別化戦略をとるのか、というところなのでした。

埋没戦略、というと大変失礼な言い方なのですが、目立たず遅れず、その他大勢として細く長く組織に所属し続けることを目標とするものです。
それが定年まで可能で、その生き方を望むのであれば、目立つリスクをあえて負う必要もなく、生涯賃金の期待値としてはそれなりにえられるのだから、何をそんなに考えることがあるのか?というものです。

しかし。これだけ終身雇用崩壊と騒がれている昨今、特に終身雇用のケースが少ない組織に属している身ではそれはありえない、という意思を強くもたないと、日々の業務に流されてしまってなかなかリスクをとってまで差別化戦略をとりきれていないのが実情だったのでした。



前提に戻りまして、本によりますとマーケティングのステップとしては

環境分析
自社が狙うターゲットの分析
マーケティングミックスの策定
アクションプラン作り
実行

があるとされています。言われてみれば、ほとんどが経営学で学んだ内容で、既に知識としては知っている内容であり、業績不振のクライアントではそういった分析ができていますか?と質問することだってありました。


しかし、これを自分のキャリアプランについて考えてみると、なかなか難しい。資格をもって生きる以上、自分が商品なんですから、考えて当然なんですけど。


まず、1、環境分析。
市場(監査か、税務か、コンサルか)、競合(会計士、税理士、診断士、コンサルタントその他大勢)、自社(自分)を知る。
・・・ここであまりにも自分に華々しい優位性がないので、止まってしまう。


次に、2、ターゲットの特定。市場を切り分けて考える。
所属する法人内のクライアントを対象とするのか、法人外か。また、どの分野に特化するか。


3、マーケティングミックス。要するに自分をどう売り込むかの戦略を考える。1,2を決めないと決まらない。


4、5、アクションプラン作りと実行。当然、3以前が決まらないと決まらない。




・・・結局、せっかく差別化しようと思っても、上記1も2も決めないままであれば、日々の業務に追われてしまい、なんでも幅広く薄く勉強しなければならないため、どんどんコモディティー化していくのでした。

IFRSだって、それ1本で食べていけるくらい詳しければいいですが、どうせ2015年から数年経てば共通の知識になってしまう。この業界にいれば知っていて当然ですが、知っているからといって売りにならない時期がすぐに来てしまいます。


で、見事に「埋没戦略」をとっている自分がいるのでした。
議論しても結局、一緒ってこと?


いえいえ、ここでは終われない!そりゃそうでしょう。
後ほどもう1回、「環境分析」からじっくり取り組んでみることにします。

posted by 綾小路 at 00:55| Comment(0) | TrackBack(0) | キャリア | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

住宅ローンについて考えてみました

先日の記事で、モーゲージプランナーについて記載しました。

つい最近の記事で、「住宅ローンなんて怖くて組めない」というようなことを書いた舌も乾かぬうち(?)で恐縮ですが、個人的に興味が深まりましたので、モーゲージプランナーと住宅ローンアドバイザーの資料請求をしてみました。
さて、いつごろ届くでしょうか。

資料が届く前に、自分で勉強しようと思い、この週末に住宅ローン関係の本を4冊読んでみました。

順序としては、

住宅ローン 賢い人はこう借りる!
プロが教える 住宅ローン得する借り方返し方
図解 わかる住宅ローン
今こそ見直せ住宅ローン

の順です。

お奨めは、上記の1番目と4番目です。特に4番目の本は、エクセルで返済予定も簡単に計算できるようにと、数式つきで紹介があるのでかなりおすすめです。



[改訂版]「住宅ローン」賢い人はこう借りる!



今こそ見直せ!住宅ローン―自分でできる借り換え・繰上返済シミュレーション



図解 わかる住宅ローン〈2009‐2010年版〉



プロが教える住宅ローン得する借り方返し方



読んでいて、住宅ローンについての一般的な知識についてはみなさん同じことを書かれていますが、ローンの金額、返済期間、利率、頭金などの見解については結構ばらばらであることがわかりました。

もちろん、借りる方の収入やライフプランがそれぞれ違うので、万人にあてはまるアドバイスはないというのが前提にあるのでしょうが、

例えば金利の考え方一つにしても、ある本では「これから金利が上がるかも知れません。リスクをおさえるために長期固定金利が安心です」という趣旨のことを言っているかと思えば、

「これほどの不景気の世の中で、これからすぐに金利が上がるとは思えません。変動金利という選択も十分あります」という趣旨のもの、

いやいや「最近は固定と変動のミックスプランもあります」などと、いったいどれがいいの?と思うくらい、ばらばらです。

・・・結局、金利が今後どうなるかなんて、一介のファイナンシャルプランナーなどにはわからない、というところなのでしょう。

そういう時代ですので、「今こそ見直せ住宅ローン」では、金利の決まるプロセスやリスクについての考え方、住宅ローンを組んだ際の保険の見直しまでふれている点で、大変参考になります。

また、「賢い人はこう借りる」では、住宅ローンをいくらどのように借りるか、以前に、資金計画が大切だと説いています。確かに。まずは買いたい物件より買える金額がいくらかを考える必要がありますが、そこが逆になっている方も多いように思われます。



結局は自分のライフプランとキャッシュフローの見積りがあってこその住宅取得計画となるわけなのですが、売らんかなの住宅販売会社の営業攻勢をうけ、マイホームという夢を前にし、また、不確実な経済情勢の中でいくら考えてもわからない将来については思考停止状態となり「えーいどうにかなる」と清水の舞台から飛び降りる勢いで契約してしまう。(あくまで、推測のシナリオです)

経済が上向きのときはそれでも右肩上がりでなんとかなるかもしれませんが・・・・
たぶん、今後どうにかなる可能性は低いと思います。

・・・悲観的なことばかり書いて申し訳ありませんが、私の近所でもローンが返済できずに家を売って近くのより小さい家に転居されている方が何人かおられますので、アメリカのサブプライムローンの二の舞にならないよう、よくよくご検討されてから購入を決めていただきたいものです。


少なくとも、住宅販売会社と金融機関の言うことだけを聞くのではなく、上記の本の何冊かはお読みになられるとか、よくわからなかったらネットで調べるとか、ファイナンシャルプランナー(銀行よりでないできるだけ中立的な方)に相談されるといった努力はされるべきだと思います。

上述の通り、今後の経済情勢や金利については結局わからないのですが、ご自分がどんなリスクを負っているのか、返済できずに破綻する可能性が高いのか低いのかくらいについてはご自身で納得されてから決められることが肝要かと思います。


更に言えば、余計なお世話かもしれませんが、収入に見合った物件を選ばれること(場合によっては購入を見送ること)も大切かと。


で、いらない支出は削り、収入については、少しでもキャリアアップを考える。と。



・・・当たり前と言えば当たり前ですが、周りで見聞きする限りでは結構勢いで買っちゃう人が多いように思いますので、失礼ながら注意喚起をしてみました。

posted by 綾小路 at 00:16| Comment(0) | TrackBack(0) | ライフプラン | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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