2009年02月14日

関西ノムラ資産管理フェアに行ってきました

本日開催の資産管理フェアに参加してきました。
主な目的は大前研一さんの講演会です。


参加してみて、10時の京セラドームに、これだけの50代からそれ以上、定年を迎えているとお見受けできるおじさんがたが集まっているということにまずびっくりしました。それも、一人参加がやけに多く、若い人はあまりいませんでした。
大前さんの講演が無料であれば、私の様な年代の人間はこぞって参加すると思ったのですが。

このフェアは個人投資家向けなので、別に不思議ではない、といえばそれまでですが、特にリッチな様子にも見えないおじさんが資産管理のために多数朝10時からつめかけるというのは私にとっては不思議な光景でした。
ああ見えても定年退職(あるいは早期退職)で、資産管理をする規模の財産を持っていて、この不景気の状況でどうやって増やそうかという切実なニーズなのでしょうか。世の中リストラだ派遣切りだという報道が多いのですが、ここは別世界のようです。
「知の衰退」で大前氏が書かれているように、日本は死ぬ前に一番財産を持っている国民だというのも納得。その大半が郵便貯金が預金になっていて、国債に回っているのだとすれば、単に預金と借金が両建てになっているという話なので、日本経済が活性化しないことも納得です。


で、その講演会ですが、参加者はざっと見積もって2000人くらいいたように思います。
著書にあわせて、アメリカの凋落については「さらばアメリカ」、ロシアについては「ロシアショック」、「知の衰退」からはルーマニアやウクライナが投資に適している話などなど、お話は世界各国の経済状況に及びました。
アメリカはオバマ大統領が就任したけれど、彼は経済には弱いこと、また、アメリカは保護主義政策をとるので当面は回復しないであろうということなど。

まあこの辺であればどこかで聞いたような話ですが、印象的だったことは将来、2025年の世界経済はどうなっていると大前さんは予想されているかという話でした。
いろいろな前提はありますが、お話されていたのは経済大国となるのは次の順番だとのことです。

1、EU↑
2、アメリカ↓
3、中国↑
4、日本↓
5、インド↑
6、ブラジル↑
7、ロシア(?)
・・・タイ、ベトナム、トルコ・・・・

日本がこのままの政治・経済体制で手をこまねいていたら中国にも抜かれ、もう世界第2の経済大国だとはいえなくなる、と。
また、移民受入の拒絶と高齢化とで、企業は雇用(おそらく市場も)を海外に求めるので、これからは介護の人員が大量に不足する、と。

で、こんな日本で投資機会がないといって預金に寝かせるのではなく、世界を探せばいくらでも投資の機会があるのだと主張されていました。
日本人はみんな同じ行動をとってみんな仲良く損をするのですが、ユニークに自分で考えて行動することが求められているのだと。

で、重要なのは、いきなり資産をやみくもに増やしにいくのではなく、あなたのライフプランを考えることだ、と。


おっしゃることを私自身と照らしながらお話を伺っていましたところ、確かに海外には投資機会はあるのでしょうが、ドルはおいておいても、ユーロ、オーストラリアドル、ルーブルもみんな下がってしまって結局日本円で持っていたほうがよかったなと思ってしまいました。
しかし大前さんによると、日本円が強いのは世界に投資しろというサインなのだそうで、もうすぐ下落するであろうとのこと。
なかなか言われるとおりにじゃあユーロ買うわ、というわけにはいかないものの、確かに今強いのなら、将来があって割安な地域・通貨に投資することを考えるべきだと思いました。
まあこれからもっと下がるかもしれないのですが、そのあたりは自己資金の範囲内で運用して、儲かったらラッキーというスタンスであれば、日経平均など買っているよりはずっと楽しみも増えそうです。
ライフプランがあって資産管理(形成)があるというのは、一応FP&CFP複数科目合格の私としてはまったく同意です。


あと、わざわざ講演会に行っての収穫としては、

1、大前さんはいわゆる「おやじギャグ」を言う人だという発見が合ったこと
(例:イタリアの服はトルコで作っているという話で、「そんなことアルマーニ」とおっしゃってました。さすがに笑えず、ちょっと固まってしまった。)

2、今もどんどん自分のお考えを事業として展開されていることを知ったこと
(例:介護人員が不足するという予想のもと、タイで介護施設を作ろうとしている話、また、グローバルに通用する人材育成のために大学を開設しようと準備されている話など。お忙しいのになんて行動的なのだろうかと感服です)

などがありました。


もちろん、聞いただけで実行しなければ何の意味もないので、やはり勉強が大切だ、ということで時間がきました。
若い人がDSとかクイズ番組とか見てないで、こういう話をもっと聞いてくれれば日本も変わるような気がしましたが、どうでしょう・・・・



家に帰ってからは、なんとなく、GEのジャック・ウェルチさんの「WINNING」を読みました。
大前さんとべらんめえ口調の語り口や考え方が似ている気がしました。

posted by 綾小路 at 22:38| Comment(0) | TrackBack(1) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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大前研一氏の講演会
Excerpt: 昨日、関西ノムラ資産管理フェアの大前研一さんの 講演会に行ってきました。 大前研一さんの講演料は、5万ドル/時間と言われており、 今回は90分の講演だったので、7.5万ドル≒680万円となり..
Weblog: 幸せなお金持ち的日記
Tracked: 2009-02-15 09:36
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